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「旬の食材を味わう」
最近は栽培技術も発達し、どんな食材も一年を通じて手に入るように なってきました。年中食べることができる食材が増えているのはとて も嬉しいことですが、旬の食材を味わうということには季節の移り変わ りを感じられるだけでなく、次のようなメリットもあります。
・食材が多く収穫できるので比較的価格が安くなる 栄養価の面でいうと、夏に旬を迎えるトマトの場合、ビタミンの一種 であるカロテンの含有量は、旬を迎える7月は528μg、11月は241μg (100gあたり)と半分にまで減ってしまいます。また、ほうれん草にお いては夏採りと冬採りでほとんどの成分に大きな差異はありませんが、ビタミンC に限っては旬を迎える12月は84mg、9月は17mg (100gあたり)と大きな違いがあるそうです。 5月に旬を迎える食材の中に「春キャベツ」「いちご」があります。春キャベツに は、風邪の予防や健康的な肌を作るのを助けるビタミンCが多く含まれています。 他にも胃粘膜の新陳代謝や、胃腸壁の修復に関わるビタミンUも多く含まれているの で、胃の不調を感じる時にもおすすめの食材です。また、いちごに含まれるビタミンC はレモンに匹敵するほど豊富で、10粒で1日に必要なビタミンC量を摂取できるそ です。目に良いアントシアニンというポリフェノールも豊富なため、普段からパソコン やスマートフォンをよく使う人にも良いかと思います。 スーパーには様々な食材が並び、いつも何を買おう、何を作ろう…と悩みます が、今後は栄養価にも大きな差があることを考慮して、旬のものを積極的に取り 入れた献立を心掛けていきたいと思います。
アオイ福原(株)
尾道本店事務課一同 |