「チームワーク」と「個」のちから


 6月15・16日に福山にて営業研修会が行われました。参加された皆様お疲れ様でした。三木商事の皆様も参加いただき、発表に懇親会に有意義な時間を過ごすことが出来たと思っております。今回のテーマは「チームの力で関係性を作って売上を上げよう」というものでした。その中での箱田部長のお話の中で、先日のワールドカップ最終予選オーストラリア戦後の本田圭佑の発言が取り上げられました。

 「結局、最後は個の力で試合が決することがほとんどなので、むしろ日本のストロングポイントはチームワークですが、それは生まれ持った能力なので、どうやって自立した選手になって個を高められるか、というところです。」

 この発言は箱田部長もおっしゃっていましたが、我々の仕事の場でもあてはまることだと思いました。自分の受け持っている分野の仕事を磨いて、個を高めることによって自立した社員になる。そのように優れた個の相互作用によってチームワークが発揮され会社を成長させる。それが本来のチームワークの姿なのです。また、イチローの発言にこのようなものがあります。

 「強いチームというのは、個人があってチームがあると思うんです。個々が持っている力を発揮して、役割をはたして、それが結果としてチームとしての力となる。でも、弱いチームは、個々が持っている力を発揮されない。だから勝てない。「チームのために」という言葉でごまかして個人の力を発揮できないことへの言い訳を探す、そうしたらもっと勝てなくなる。悪循環ですよね。」

 悪循環のくだりは思い当たる人もいるのではないでしょうか。なにかあった時に「会社のために」とごまかしたことは私にも心当たりがあることです。決して我を通して突き進めという意味ではありませんが、皆が誰かに頼ることなく、自分の持てる力を発揮して、最終的に会社のために役割を果たす。それだけの意気込みと責任感が必要になるのだと思います。

 ニュースでは景気回復が取り上げられていますが、我々の周りではその足音はまだまだ遠いように思われます。このような時に成長していく会社であるためには、先述の「チームワーク」と「個」というものを私たちみんながもう一度考え、しっかりと体現していくことが必要なのではないでしょうか。

 今年も半分が過ぎ、暑さも日ごとに増してきております。熱中症等体調にはくれぐれも注意して、残り半年をがんばりましょう。




アオイ福原(株)
広島本店 石田知也


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