「言葉の由来」
福山支店では、毎朝の朝礼時に社訓唱和か「よいおあしす」運動を行っています。
「よいおあしす」運動とは、「何かとぎすぎすしがちな人間関係を、あいさつによって砂漠の中のオアシスのように潤そうということに狙いがある」との意味もあり、それぞれの言葉には由来、意味があります。以前調べた事があるのでここに紹介したいと思います。
○宜しく
相手に便宜をはかってもらう時などに用 いる言葉。また、そういう気持ちを込めて言う挨拶語。「よろしくやってる」 など「適当に」、「うまい具合に」などの意味としても用いる。
○いらっしゃい
「来る」「行く」「居る」の尊敬語の 命令形。歓迎の気持ちを込めた挨拶の言葉。命令表現であるが、尊敬語でもあるため、歓迎を表す挨拶の言葉としても用いられる。
○おはよう
語源は、「お早く○○ですね」などの「お早く」である。この「お早く」が 転じて「おはよう」となった。
○ありがとう
語源は、「有り難し」「有り難く」。「有り難し」は、「有ること」が「難い」という意味で、本来は「滅多にない」や「珍しくて貴重だ」という意味を表した。近世以降、感謝の意味として広がったが、感謝の意を表す言葉は方言などを含め多岐に及んでおり、「ありがとう」が日本全国で感謝の意味を持つ筆頭単語として使われだしたのは最近のこと。
○失礼します
目上の人の居る場所に入ったり、退出したりする時に言う挨拶の言葉。
○すみません
「済む」に打ち消しの「ぬ」がついた 「すまぬ」の丁寧語「すみませぬ」が元の形。「済む」は「澄む」と同源で、澄むの「濁りや混じりけがなくなる」といった意味から、済むは「仕事が済む」など「終了する」の意味で用いられ、「気持ちがおさまる」「気持ちがはれる」といった意味も表わす。
相手への謝罪に用いる「すみません」は、相手に失礼なことをしてしまい、このままでは自分の心が澄みきらないことを表す。
「すいません」は「すみません」から発音しやすく変わったもので、話し言葉としては間違いではないが、文章に書く時は「すいません」は間違いとなるので注意が必要。
朝から社員揃って声を出して挨拶をするととても清々しい気持ちになり、一日の良いスタートが切れるのではないでしょうか。その際に、それぞれの意味、由来を意識するとより一層言葉に気持ちが入るのかと思います。
アオイ福原(株) 福山支店 井上宜幸
|