日本人が大切にしてきた感謝の言葉。

　今年は、改めて声に出して生活してみませんか。

　ある駅の改札の駅員さんが、改札を通り抜ける乗客の一人一人に切符を受け取りながら｢ありがとうございます｣と挨拶をしてお客さんがびっくりしているというニュースをみたことがあります。今では自動改札機が普及しそんな駅も少なくなってしまった。自動販売機でジュースを購入すると｢有難うございます｣という声が流れてくるがこれには心がなく嬉しくもなんとも無い。心から出る｢ありがとう｣はうれしい。

　昨年末いつもお世話になっているパンやさんで、お客さんの一人が｢今年一年美味しいパンをありがとう、来年もよろしくね｣と言われると。レジに並んでいた全員が、パチ、パチと拍手し、みんなで｢本当にありがとう｣と声をそろえた。若い女主人さん（4人の子供のママ）はうっすらと涙を浮かべ｢こちらこそありがとうございます。一番嬉しい言葉です。来年もがんばって美味しいパンを作ります｣と挨拶された。忙しい年末に心がほっこりする光景でした。

　たまにお年寄りが太陽を拝む光景を見たり、田舎に行くと牛馬神社があったり、針供養など、長年世話になった動物、物などに感謝して供養する習慣、素晴らしい日本の言葉｢ありがとう｣を今年は声に出して生活して見ませんか。奥様に｢ありがとう｣子供たちに｢ありがとう｣両親に｢ありがとう｣周りの人に｢ありがとう｣きっとよい出会いがあるのではないでしょうか。