『コラム』


 「蜘蛛の巣はダメ、蜜蜂になれ。情報はくるのを待つな、自ら求めて動きまわれ。」 とは、辻晴雄(シャープ第3代社長)の言葉です。

 「果報は寝て待て」とはよく言いますが、ただひたすら待っていれば、チャンスが飛び込んでくると言うようなケースはまれです。ほとんどないといってもいいでしょう。

 待っていてやってくる果報は、自分がそれなりに動いた「結果」です。

 時間をかけて練りに練った案件を自信満々で提案したが、その場では鈍い返事しかもらえなかった。しかし、数ヶ月後、忘れた頃に「そういえば、あの話をもう一度聞きたいのだけれど」とお客様から連絡があった。これがまさに、「果報は寝て待て」です。

 自分が努力した結果として「果報」が、すこし遅れてやってきたということです。自分に「タイミング」があるように、お客様にも「タイミング」はあります。

 先方がタイミングを迎えたとき、「やっぱりその案件に乗りたい!」と自分の話を思い出してもらえるように、レールや指針を提案しておくことが重要です。

 そのためには、多くのお客様に、確実にバトンを渡してください。そして、いつか、そのバトンが自分に帰ってきた時に、しっかりと受け取ることができる体制を整えたり、時には、渡したバトンを思い出してもらうために、電話やメールなどで存在をアピールしつつ、よい返事を待ちましょう。

参考文書:偉人の名言から学ぶ、朝礼ネタ特集




アオイ福原(株)
広島本店 鈴木浩一


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