2012年が明け、あっという間に1ヶ月が過ぎました。昨年は3月11日に東日本大震災が起こり、今までになかった甚大な被害にあいました。当社もメイン仕入先の三菱製紙八戸工場、日本製紙石巻工場が被害を受け大変心配しました。しかし、代理店の協力のもと、なんとか得意先へ納品することが出来ました。以前先輩方からよく言われていた「得意先も大事だけれど、仕入先も大事にする様に」と、それが今回実を結んだのだと思います。

　昨年来の円高の為、より一層の海外生産が強まり、国内の企業は下方修正を繰り返しております。昨年はテレビの地上デジタル化の移行で需要もたくさんありましたが、本年度は逆にテレビ関係の落ち込みが激しいようです。人員削減も大幅に行なわれ、国内の空洞化と失業者の増加で厳しい年になりそうです。我々の業界も昨年価格修正があり、輸入紙との価格差がひらき輸入紙の使用が増えてきています。先行暗いように感じますが、それでも頑張って行かなければなりません。当社の社訓にもあるように、仕事に情熱を持って、それぞれ目的意識を高め、創意と工夫をして時間と原価を意識しお互いに協調しあってこの苦境を乗り切りましょう。

　私事ですが、当社に入社して丸30年が過ぎ31年目入っております。30年間大病もなく無事勤めて来られたのも、まわりの皆様のおかげだと思っています。昨年健康診断で初めてバリュームを飲み、胃の再検査になり人生初の胃カメラも飲みました。結果良性のポリープとのことで内視鏡で切除することになり、2日間入院しました。2日間だけでしたが食事がとれない生活はとてもつらかったです。その時思ったことは、やはり何より大切なのは健康です。元気でおいしいものが食べられる幸せは絶大なものです。健康には十分に気を付け、みんなで元気に頑張って行きましょう。

　今年は辰年です。干支とはこの世界の森羅万象を12に区分けしたものですが、5番目にあたる辰は季節でいえば5月にあたり、新緑が勢いよく芽吹いていく季節です。このことから、辰年は成長や発展の年だとされています。もともと「辰」という字は「ととのう」や「ふるう」という意味があり、今までの努力や忍耐が整い、具体的に形になっていくのに適した年とも解釈できるそうです。昇竜の勢いで頑張ろう！！