『もし1ドル85円になったら』


 健やかな良い年をお迎えのことと思います。今年もよろしくお願い致します。

 昨年の3月、東日本大震災があり、多くの人命が失われました。今も放射能汚染不安は続いております。戦後70年間、石油ショック、阪神大震災、バブルの崩壊、幾度も危機はありましたが、これ程の震災が起きるとは誰も予測していなかったでしょう。その暗いムードを吹き飛ばしてくれた、なでしこジャパン、ワールドカップ優勝は、復興への勇気を与えてくれました。テレビは地デジになり、東京モータショウ「世界は、くるまで変えられる」をテーマに、くるまは移動手段だけでなく、環境、安全、エネルギー問題を問いかけました。7年前光通信になり、通信速度もメガからギガになりました。今また、高機能携帯電話(スマートフォン)になり、通信速度もギガからテラに移行しつつあります。5年もするとペタ(10の24乗)も不可能ではないのかもしれません。

 人口減少と高齢化、この二大危機に同時に襲われる日本、身近に感じられる事は、尾道市において、過去10年で小学校が8校閉校になりました。

 尾道市の離島、百島。定年後百島に帰り、島活性化のため「イチゴ栽培」の物語はテレビ番組「人生の楽園」で全国に紹介されました。この百島の人口は多いときは、403世帯2358人の記録が残っています。現在は342世帯599人、島の小学校が廃校になろうとしています。まるで明日の日本をみるようです。

 インターネット通販、インターネットスーパーの台頭で、スーパーの折り込みチラシは減少し、カタログもCD化が進み、厳しい環境の中、営業部員はじめ全社員一丸となって、昨年は活動いたしました。毎日忙しく働いている、営業・事務・加工・配送社員の顔はやる気に満ちあふれ、すがすがしくみえます。

 今年も、厳しい事には変わりありませんが。

 それに加え、もし1ドルが85円になったら、ガソリンが値上がりします。電気・ガス・運賃すべての物が値上がりします。それに対処できるように、こころして日頃から節約とエコをお願いします。

 社員一人一人が礼儀正しく、「安心と信頼の置ける企業」を目指して、前進していただきたいと切に願っております。

頑張ろう、アオイ福原。




アオイ福原(株)
顧問 小島 誠之


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