『言葉の力 (心のこもった挨拶を交わしましょう)』


 コミュニケーションを図る最大の手段は言葉ですが、私たちはその言葉を、大変粗末に使っているのではないでしょうか。例えば、縁あって夫婦となった後、相手に毒づいた言葉を投げかけている人は多いようです。

 夫から妻に対しての「食べさせてやっている」、妻から夫への「安月給のクセに」など、夫婦といえども絶対口にしてはいけない言葉があります。特に、両者が言ってはならない言葉は、「身内の悪口」です。

 鎌倉時代の僧、道元は「愛語は愛心よりおこる、愛心は慈心を種子とせり。愛語よく廻天の力あることを学すべきなり」と教えています。

 今日まで歩んできた中で、厳しかった父親の一言や、笑顔を満面に浮かべた優しい母親の一言、また上司、先輩、同僚の厳しい一言で、自分の人生が大きく変わった人は少なからずいるでしょう。

 まず身近な家庭で、相手を思いやる愛情のこもった言葉を交わし合うべきです。家庭から会社、地域社会へその波を広げ、時代をも変えて行きましょうとある雑誌に書かれていました。皆さん一人一人で考えてください。




アオイ福原(株)
福山支店 生田 徹


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