『結婚するのが難しい時代』


 「結婚するのが難しい」時代になった。かつて結婚相手は親が決めるか、見合いで決まるものでした。1950〜1954年には見合い結婚が55%で、恋愛結婚が33%でした。ところが、2000〜2005年には見合い結婚は7%まで減少して、恋愛結婚は87パーセントまで増えました。

 恋愛結婚も職場結婚が多かったが、バブル期には会社が結婚相手になるような女性を雇っていた面もあった。経済が悪化してそんな時代ではない。「誰にも頼らずに結婚相手を見つけなければいけない時代」を私達は迎えたのかもしれない。

生涯未婚率も1950年には男性2%、女性2%でほとんどの男女は結婚していたが、2005年には男性16%、女性7%と増えている。一方では面白い結果もある。「結婚したい人がいなければ無理することはない」という未婚女性が6〜7割もいるのだ。さらに、「一人で不自由しなければ結婚することはない」も1割ほどいるので、8割近い女性が無理に「結婚することはない」と思っている。未婚男性は6割程度なのでこの数字は興味深い。それでも「結婚には喜びや希望を感じる」という未婚女性も7〜8割いる。

 無理に結婚することはないけれど、結婚に希望は感じるという女性たちは、結婚に何を望み、何を得たいのだろう?経済的に安心できる相手?あるいは女性の仕事に理解のある相手?そして男性は、女性よりも結婚するべきだと考え、希望も持っているのだ。




アオイ福原(株)
福山支店  藤井公晴


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