『環境マネジメントプログラム報告』


 私たち再生紙の拡販チームは、再生紙を販売し、古紙の廃棄を防ぎ環境汚染の予防に努めることを目標に活動しています。目標として昨年に引き続き印刷用紙(上質紙・A2コート)とPPCの2項目について月50tの販売を目指しています。

 ところで「再生紙」と単純にいいますが、そもそも「再生紙」というのは何なのでしょう?

 紙は植物繊維で作られているのは多くの方がご存知だと思います。

紙というのは植物繊維の塊であり、その植物繊維が新しいか古いかによって、出来上がった紙が古紙であるかないかの違いになるのです。すなわち、「古紙」というのは「紙の植物繊維を再生利用した紙」ということになり、言い方を変えれば「再生利用紙」(リサイクルペーパー)ということになります。

 「再生紙」の生産で鍵となるのは、材料となる「使い古した紙」をいかにして調達するか?ということになります。日本の場合、古紙回収率は世界のトップクラスの回収率を誇っていますが、その多くは企業や自治体から回収される紙です。一般家庭から回収される紙の率は、自治体が回収する「新聞紙」や「ダンボールなど」を除くとさほど多い回収率といえないでしょう。多くの包装紙やチラシやビン・カンならばだれにでも分別できますが、紙などの燃えるゴミについては分別が難しいという実情もあります。

 今後も紙回収に出す場合、さまざまな紙を一緒にして出すことだけは避け、少なくとも「新聞、雑誌、その他の紙」の3種類ごとに分けるようにし、そして古紙をできるだけ回収して製造された再生紙を販売することによって環境汚染の予防に努めていきたいです。




アオイ福原(株)
尾道本店営業部 再生紙拡販チーム


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