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雑踏の中で肩が触れた時に、当事者同士が睨み合って口論となったり、挙句の果てにはつかみ合いになる場面を見かけます。 咄嗟の場合、お互いが被害者だと思ってしまうのか、それとも少しでも謝ったほうが負けだと思うのか、責任をなすりつける場合が多くあります。 重大な過ちはもちろん、些細な出来事でも、素直に謝るのは当たり前の行為です。当たり前のことがスムーズに出来れば、人間関係は円滑に進むのです。先に「ごめんなさい」と謝ることを、カッコ悪いと思ってはいないでしょうか。 「ごめんなさい」という言葉は粋なものなのです。「ごめん」は、許す意味の「免」に尊敬語の「御」がついたもので、本来は許す人を敬う表現でした。 「許しを求める」言い方から、やがて自分の無礼をわびる表現となっていき、相手に自分の心の広さを示すことができる言葉なのです。 日頃から「ごめんなさい」と素直に謝罪できる、心の広さを持ち合わせて生きて行きたいものです。 と、職場の教養という冊子にありました。あわただしい年末になり嫌なニュースを多く耳にする時期ですが、「ごめんなさい」は粋な言葉と心に留めがんばっていきましょう。
アオイ福原(株)
福山支店 生田 徹 |