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紅茶というお茶は皆さんもよく飲まれると思いますが、それがどのようにして生まれたのかご存じでしょうか。 昔、イギリスの東印度会社が中国の緑茶を船で本国に運ぼうとしたのですが、途中のインド洋で、あまりの暑さに緑のお茶が茶褐色に変色してしまったそうです。本来なら商品にならないと見捨てられ、全て廃棄処分になるところでしたが、ある人が、茶褐色になったお茶を試しに煎じて飲んでみたそうです。するといい香りと風味がし、それがきっかけとなって紅茶が商品化されたというわけです。 緑茶というお茶を緑茶としか考えなかったならば、紅茶は生まれていなかったのです。 物事にはいろいろな可能性があります。ふだん何気なくしている仕事も同じです。しかし、従来と同じ一つの側面から見ているだけではなかなか気づかないものです。マンネリによって一つの見方しか見えなくなっているのです。 現在、当たり前のことと考えて行っている仕事を、従来とはちょっと違う側面から見てみることが必要なのではないでしょうか。
アオイ福原(株)
尾道本店 有木万記 |