『本屋通いの薦め』


 最近出版不況が叫ばれています。特にハリーポッターなどの一部のベストセラーがない出版社は厳しい経営を迫られています。皆さんの中には、このようなことを聞かれたことがある方も多いのではないでしょうか?何故出版不況が起きているかはさておき、皆さんは最近本屋に行かれてますでしょうか?本を読まれていますか?

 確かに本屋さんに並んでいる本は東京で作られていますから、その紙を我々が取り扱うことは殆ど無いと思います。しかし、広く捉えれば我々の仲間が取り扱っている紙ですし、それを置いても本を読むことは楽しいことです。

 難しい本にチャレンジする必要は無いと思います。簡単な本で良いと思います。知識を高めるため、リラックスするため、新しい世界に接するため、どんな理由でも構わないと思います。休みの日、時間が空いたとき、少しで良いので本屋へ行って面白そうな本を探してみませんか?

 という訳でここ数年読んだ本で気楽に読める本を2冊ほど紹介させていただきます。


「夜のピクニック」(恩田陸さん著)
 2004年に本屋大賞を取った本です。主人公二人も周囲の友人も本当に素敵に描かれていて、本屋大賞を取った作品の中でもナンバーワンだと個人的に思っています。


「稲盛和夫の実学」
副題が「経営と会計」となっていますので敬遠される方も多いと思いますが、本当に分かりやすく書かれています。色々な仕事の場面で応用できると思いますし、稲盛さんが本当に尊敬出来る方だとこの本を通して更に思えるような内容です。

 他にも、勉強になる本、楽しめる本、泣ける本(最近流行みたいですね)色々あると思います。好みもあると思いますので、書き出しなどを読んで雰囲気を感じた上で、合いそうだったら読んでみるのも良いかもしれませんね。是非一度試してみてください。この厳しい時代を生き抜くヒントすら、意外な所から見つかるかもしれません。




アオイ福原(株)
尾道本店 小島 浩章


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