「気力」


 あけましておめでとうございます。今年も社員一丸となって生き残りに努力していかなければなりません。落ち着いて考えてみれば不思議なことが多すぎます。その一つは、どこのスーパーにも並んでいる新潟産こしひかりと南高梅。もう一つが造船ブームです。作っても作っても船が足りない。運賃は10倍になったりしもした。新車は販売不振で再度デフレになるのだと思います。

しかし、考えてみると昭和の時代、自動車は新車を買って5年も乗ると電気系統がどこか悪くなったものですが、平成になり10年落ちの中古車が新車価格の2割から3割で店頭にならんでいる。シルバーマ−クが多くなっても必要台数に限度があるから新車は売れなくなる。だいぶ前から自動車産業にはかげりがくると言われていた。それは、車がエンジンでなく電気で動くとしたらエンジンに関係する産業はいらなくなる。プラッターを見てもらうと理解できる。モーターは直接動輪につなっがていると言う事は電気自動車はエンジンもミッションもプロペラシャフトもいらなくなる。ガソリンスタンドがなくなり、ガソリンを運ぶタンクローリーがなくなる。ガソリンエンジン車より3割から4割は安くなる。自動車産業の売上が仮に3割落ちることは、そこで働いている3割の人が職を無くすと言われていた。氷点下の水がショックで一瞬にして氷になるように、飽和状態の自動車産業がサブフライムローンショックで一気に表面化しただけと思います。そんな時だからこそ気力を持って頑張らなければなりません。素直に頑張る人が勝つ時代が来たのです。




アオイ福原(株)
顧問 小島 誠之


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