「明けましておめでとうございます。」


 100年に一度と言われる経済不況の中での年明けとなりました。皆様は良いお正月を過ごされましたでしょうか。不況の大波が押し寄せて来ている本年は何をどうするか今一度皆さんとともに考えていきたいと思います。「アオイ福原株式会社」も誕生して3年になります。これまでは全員の協力のもと何とかやってこれました。しかし今年は様子がまったく違います。世界のトヨタでさえ1500億円の赤字、前期は2兆2703億の黒字だったものが一気に赤字に転じ、そのうえ来期の生産、販売計画に至っては見通しが立たないため公表さえされない状況になっています。

そこで私どもが携わっている紙の卸売も各社が経費節減のため広告費を削減することが目に見えてきており紙の消費が落ち込んでくるでしょう。そんな中で生き残る為には何をすべきか今年は本気で考えていただきたいと思います。本気で仕事を進めれば何かが必ず見えてきます。牛歩のごとく遅くとも、地味に確実に前に進み業界内での地歩を固めて近い将来訪れる「飛翔、飛躍」のために地固めをし、経費節減で生き残りをかけていっていただきたいと思います。配送の方は効率よい順路で配送しガソリンの節減、営業の方は電話代の節減、売上の増大(隙間商品のような今まで目を向けなかったものでも当社で扱えないか)業務の方は倉庫の電気を小まめに消して電気代の削減、事務の人は電話受注を正確に、また事務用品の節減。一人100円毎日節減すれば会社全体では年間200万近く削減できます。500円なら1000万です。これくらいはという気持ちを捨てて良く考えてやっていただきたいと思います。

 一人一人が目標を持ってやっていただくようお願いします。そうでなければリストラという一番やりたくないこともせざるを得なくなるような経済不況に突入の年になりそうです。そういう時代の中で生き残っていくためには他社と同じ考えで仕事をしていたのではいけないのではないでしょうか。我が社は府県商として地域に根ざした商いを大切にし、驕ることなく、卑下することなく、お得意先様からアオイ福原に頼めば大丈夫という信頼される紙商で進みたいと思います。

 新しい年を迎えて,それぞれの立場で日々の努めに励みつつ、周囲に配慮し、大人の心、分別をもって仕事をすすめていき、これから生じてくるであろう乱ヘの備えを、しっかり着実に進めていただきたい。「備えあれば憂いなし」と胸をはって言える1年間にしようではありませんか。

年明け早々暗い話ばかりですが当社は年末には皆で頑張ったお陰で良い年だったなと喜べるように頑張りますのでご協力お願いいたします。

本年が皆様に取りまして良い年でありますよう祈念いたします。




アオイ福原(株)
代表取締役社長 小島 健知


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