「年末ご挨拶」


 皆様一年間ご苦労様でした。

本年年初から年賀葉書の古紙混入率の偽装問題に端を発し、PPC用紙、印刷用紙に至るまですべてのリサイクル用紙の偽装が問題となり、年明けに発表されると予想していた印刷用紙の価格修正が6月までずれ込み、製紙メーカーにおいては原油高で経営を圧迫していたのがますますひどくなる状態が続き、卸商としても困難な状況におかれておりました。ところがさらに、アメリカのサブプライムローン問題による損失が銀行経営を脅かし、世界を一度に大不況に陥れました。いまなお正常化の道は見えずこの不景気は戦後最長になるのではないかと心配されています。

 またこれにより自動車、鉄鋼、造船、家電製品等多数の業界の生産にかげりが出て非正規雇用労働者(契約社員)はほとんどの企業で今年度末で契約打ち切りを発表しております。

このような中で当社は皆様の頑張りで何とか年の瀬を迎えることが出来ました。

しかし混乱する経済状況においては昨年やってたことを引き続いてやっていたのでは生き残れない時代になっています。「安心と信頼のおける企業」として全員で力を合わせて努力し、そのうえに一人一人が新しい目標に挑戦して成果をあげ、2009年の年末には自己目標を達成出来たことを年末の全社会議で皆様から聞かせていただきたいと念願しております。営業は新規得意先の開拓、業務は能率よい作業、事務は店頭業務での営業活動、事務の合理化、全員で経費削減、数え上げればきりがありません。本気で取り組めばきっと成果は出てきます、見えてくるものです。それぞれの立場で企業が永続するよう考えていただきたいと願っております。

地域に根ざした紙卸のトップになるには各部門が綿密な連携プレーで高いレベルで組み合わされなければなりません。トップの座はもうそこに見えています。皆さんの協力でもうワンランク上を目指して行きたいと思います。

1年間本当にご苦労様でした。

 来る年2009年がアオイ福原と皆様にとって良い年でありますよう祈念いたします。




アオイ福原(株)
取締役会長 小島 哲


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