「コラム」


 最近、「個性を捨てろ!型にはまれ」という本を読みました。内容は、「わざわざ個性的であることはやめよう。本当の個性は他人と同じことをやっていく中でこそ、明かになっていくものだ。」というような内容でした。

確か、私達は子供のころ「人それぞれの個性を大事にしよう」という教育を受けてきたように思います。また世間でも「型にはまる」ということは、あまりよくない意味で使われることが多いように思います。実際私も、仕事(営業活動)は、「人それぞれやり方があり、型にはまる必要はない」というような考えを持っていたかもしれません。しかし、いままでの営業活動等を振り返って「個性を捨てろ!型にはまれ」ということの大切さを実感しています。要するに、売り上げを上げるのに、特別なことをする必要はなく、当たり前のことを当たり前にすることが大事ということです。

一つ、状況に応じてお客様に提案できるように商品知識を身に付ける。一つ、お客様が声をかけやすいような人間関係を作る。一つ、お客様に忘れられないように定期的に訪問する。一つ、お客様から頼まれたことを忘れない。一つ、お客様の聞き役に徹して、お客様の興味のあることを話する。以上のことは基本中の基本であり、「個性」とは無縁で、まさに「型」だと思います。私が入社してから上司や先輩方から何度も言われたことでもあります。しかし、この基本中の基本のことが完璧にできれば、満点とはいかなくても、営業マンとして合格点ではないでしょうか。

皆さんも、堂々と個性を捨てて型にはまりましょう。


       

 

 




アオイ福原(株) 福山支店
井上 真央


戻る