「ISO14001更新審査によせて」


10月18、19日にISO14001の審査が行われました。皆さんお疲れ様でした。無事審査もクリアすることが出来ました。

さて、皆さんはISOについてどのような姿勢で取り組んでいますか?アイドリングストップやゴミの分別、再生紙の拡販など、「環境のため」だけに行っていると考えていませんか?もちろん「環境のため」という部分は大きなウェイトを占めますが、「会社のため」という意味合いも強いのです。アイドリングストップを心掛ければ燃費が向上します。ゴミの分別は会社をきれいにするし、売れるゴミをまとめることにもつながります。再生紙の拡販はそのまま営業活動につながります。これらは全て会社の利益に直接つながることです。もし「環境のため」だけにISOに取り組んでいたのなら、「会社の利益のため」というイメージを持って取り組んでみてはどうでしょうか。今まで以上に真面目に取り組むことが出来るのではないでしょうか。

 私たちは日々あまり疑問を持つことなく生活しています。「なぜ会社がISOをとっているのか?」と考えると、「ISOの活動が会社の利益につながるから」という考えは自然に出てくることでしょう。しかし「会社でやることになっているから」「ISOは環境のための認証」といった外からの情報に疑問を持つことなく従うだけでは「会社の利益のため」という考えは生まれません。このことは、もちろんISOに限ったことではありません。毎日の仕事の中に疑問を持つことなく、ただ目の前の仕事をこなしているだけでは、いつまでたっても仕事の効率は上がりません。今している仕事は何のためにしているのかという、基本的なことを考えてみると、何が必要でなにが不必要かが見えてくることでしょう。その中で仕事の改善点を探し、より効率的な仕事をすることが大切なのではないでしょうか。

また、他の部署について考えると、第三者的な目から見ることによって、中にいる人よりもより固定観念にとらわれない疑問や発想が生まれることも多いものです。他の部署について気が付いたことがあれば、日常の仕事の場や会議の場などで話し合っていけば、中にいては目の届きにくい改善点が見つかることでしょう。

 これから年末にかけて忙しくなりますが、少し手の空いた時などに自分や周りのしている仕事の理由などを考えてみてはいかがですか?

 

 




アオイ福原(株) 広島本店
石田 知也


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