「コラム」


 最近スポーツの世界では、選手の精神面の強化にイメージトレーニングが盛んに取り入れられています。

自分が活躍している姿や勝った瞬間の姿など、よいイメージを頭に焼き付けることで、試合前の不安や迷いを振り払うわけです。

 こうしたイメージトレーニングを昔から無意識にしていた選手も多いようです。プロ野球のピッチャーとして活躍した江川卓さんは、登板の前日はバッターを全員三球三振に討ち取る自分の姿を想像しながら床についたといいます。楽天的になって自分の最高のプレーを想像してみる。それが良い結果に結びついたそうです。

もっと楽天的だった人がいます。元巨人軍の長嶋監督です。長嶋監督は野手でしたから、ファインプレーをしたりホームランを打つイメージかというとそうではなっかたようです。実はそれを飛び越えて自分がお立台に立ってファンの声援に応えている姿をいつも想像していたそうです。悪い結果になるのではないがというマイナスのイメージではなく最高の結果が出ることを思い描いてみることも大切なのです。

               

       

 




アオイ洋紙 尾道本店 
有木 万記


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