「何でも薬で…」


 アテネ五輪も17日の熱戦を終え、日本は東京五輪のメダルを超える大活躍で終えることとなりました。その中で注目すべきことの一つにドピング疑惑があり、以前日本にもこのような事実がありました。

「まさ葛根湯がドーピングで引っかかるとは」。ロス五輪でバレーの田中幹保と下村英二両選手が相次いでドーピング検査でクロとされ、日本スポーツ界にショックの波紋が広がった。特異体質ながら「執行猶予付き有罪のような判定が下された」下村の場合は、国際オリンピック委員会相手に医学論争を挑んで徹底抗戦の構えだった。あっさり認めざるを得なっかたのが田中の方で衝撃も大きかった。葛根湯に含まれていた麻黄が、IOCの禁止したエフェドリン(興奮剤の一種)だったことを知らずに、田中にマッサージ師が服用させたのが原因だったとのこと。これをきっかけに、チームドクターが選手達に所持している薬物を報告させたところ、出るわ出るわ「驚くほどの薬漬けぶり」だったというのだ。ほとんどの選手が各種ビタミン剤、風邪薬胃腸薬、強力アンプルなどを持ち込んでおり、なかには睡眠薬を毎日服用していた例もあったとのこと。体調を整える為の心掛けと言えば体裁はいいが、医師には無届けの市販品がほとんどであった。しかもその多くに IOCの禁止薬物が含まれていたというのだから、ただ事ではなっかたのでしょう。

 “がんばれニッポン”キャンペーンでスポンサーになった「ファイト一発」がキャッチフレーズのドリンクは禁止された無水カフェインが含まれていた。

 その他の協力内服液各種にもエフェドリン、カフェインが含まれていた。さらに「副作用が少ない」と人気の漢方薬にもエフェドリンが含まれているケースが多かった。効き目を自覚しなくても尿検査は正直に答えを出してしまう。「アンプル程度で世界新を期待できるわけでなし」の不用意な“常識”が失格の引き金になるところだったのです。

 体を維持する為には、薬などを使用するのは必要だが、特に日本人は健康維持にさまざまな漢方薬 栄養剤等を好んで使用し過ぎています。適性な量使用方法をよく確かめて使用すべきである。

 何をともあれ健康が一番です。日頃の生活習慣をもう一度見直し健康な生活を心がけましょう。

 




アオイ洋紙 福山支店
友滝 亨


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