「新生アオイ洋紙誕生」に思う


     新生アオイ洋紙の誕生、誠におめでとうございます。

スタートにあたり一言述べさせて頂きます。現在、わが国の経済はイラク戦争後の米国を始めとする、海外の景気減速の影響に加え、個人消費の低迷等により厳しい現状が続いている。構造改革の遅れや、ますます進むグローバルな経済デフレ等、企業にとって試練の波が次々と押し寄せ、あらゆる業界が困難な経営を強いられている。この、最悪の状況を乗り切るためにも我が、アオイ洋紙は、企業力の充実・強化を図り生き残りをかけて、今回船出したことに、意義がある。

合併により、中四国地区の各拠点をさらに拡大し販売体制をより強力なものとし、企業収益アップに全力で努めなければならない。長期化するデフレ経済の中、紙業界も他社との競争において安易な価格無視の乱売に走れば、企業の発展はおろか、自ら市況を悪化させ、やがては自滅の途をたどりかねない。指示待ち人間でなく、あくまでも個人としての能力を全面に出し発揮するべきである。

今回の船出とともに、個人の人柄や魅力を存分に培い、知恵と汗を惜しみなく結集させ、突き進むべきである。新生アオイ洋紙の、今後の社運は社員一人一人の行動と努力に掛かっているのである。小島社長を全員で盛り立て、先ずは、初年度目標を高く掲げ必ず達成してほしいと願っている。    




相談役  
池亀 志則


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