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平成15年6月1日、3社が合併し、新生「アオイ洋紙株式会社」が誕生しました。この合併により、お互いが今日迄培ってきた能力を結集し、よりよいお客様へのサービスを展開できる転機にしたいと考えています。 日本を覆っている現在の状況は、0%成長、デフレ経済の長期化により、今までどうりのやり方だけで、ものごとを進めていては、企業も個人も必ず後退してしまうという厳しい状況です。 そこで、私は、今回の合併の意味を次のように考えました。 一言で申せば「変革と創造」の実現であります。しかし、応々にしてその志を妨げるものがあります。そこで、次に五つのことを列挙して、注意をして行動して頂きたいと思います。 第一点。 全ての行動を顧客や相手の会社という外部ではなく、自分中心の内向きに焦点を合わせ、内と外とのズレに目を閉ざしていないか。 第二点。 さまざまな言い訳を使い、あの手この手で改革を回避しようとしていないか。 第三点。 自分の担当を超える視野を持たず、閉じこもったまま、他者からの関与を拒否していないか。 第四点。 可能性を潰して、百点満点の絵を見ないと動き出せず、具体的なアクションが後手にまわっていないか。 第五点。 新しい会社にふさわしいあるべき姿を追求せずに現状に固執し、そのやり方を押しつけていないか。 気付かない中で心に潜むこのようなやっかいなものを追い出して、真の変革と創造のフィールドで思いっきり活動して欲しいと思います。 最後に、サムエル・ウルマンの「"青春"とは」という詩から一節を引用します。 「揺るがない意志、豊かな創造力、抑えようのない情熱、 臆する心を斥ける果敢な勇気、安易さを拒む飽くなき冒険心」 この様な心の様相を青春というのだ、と彼は言っています。 「揺るがない意志、豊かな創造力、抑えようのない情熱、 臆する心を斥ける果敢な勇気、安易さを拒む飽くなき冒険心」 こうした心をもって統合の一大事業を完遂してもらいたいと思います。 当社は、これから新たな歴史を切り拓いていくわけですが、皆さんにはその大きな役割を担っていただかなければなりません。皆さん一人一人の活躍に期待しています。 取締役社長 小島 健知 |